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2019-06-30

ちょっと待って!あなたの家は本当にパミールですか? 業者に騙されないために

本当はパミールではないのにパミールだと指摘された場合

突然自宅を訪問し、屋根材にパミールが使用されていると指摘する屋根修理業者がいます。
パミールは、素材の不具合が多く報告されています。
もし本当に使用されている素材がパミールだった場合、スレート層がめくれ上がる層間剥離や釘の腐食が発生し、放置していると風で屋根が飛ばされてしまったり、ボロボロと落ちてしまう危険性があります。

このように、パミールが使用されている屋根材には早急な対応が必要となることから、実際は別の素材なのにパミールだと指摘して、屋根修理をすすめる事例が報告されています。中には早くしないと大変なことになると、不安を煽って考える時間を与えずに決断を迫る業者もいます。
自宅を訪問してきた屋根修理業者に、パミールだと断定された場合や早急な屋根修理を迫られた場合は、その場ですぐに返事をせず、確認してから対応しましょう。

業者に騙されないために行うこと

・自宅の屋根材を調べる
自分で自宅の屋根材を調べておきしょう。
瓦やスレートなど見た目で分かる場合もありますが、自宅の設計図などに屋根材などの商品名が記載されている場合もあるので確認してみてください。
年代によって使用される屋根材が異なりますが、不具合が多いパミールは主に1996年から2008年までに施工された住宅で最も多くなっています。
屋根材が特定できない場合、住宅を建築した業者に確認してみる方法がありますが、実は建築会社でもパミール材かどうかを把握していないときがあります。
そのような場合は、客観的な目線での診断ができる一般社団法人全日本屋根パミール診断士協会(JPC)に一度ご相談ください。

・はじめから訪問販売を受けない
問い合わせてもいないのに突然訪問してくる業者には訳があると思い、シャットアウトすることをおすすめします。
訪問販売を行っている業者すべてが悪質というわけではありませんが、わざわざ人手を使って頼まれもしない屋根を調べるという行動は不自然ですし、避けるのが無難です。
基本的に訪問販売は受けない方が良いでしょう。

・見積りサイトの業者に頼まない
複数の業者について簡単に費用が比較できる一括見積りなどのサイトがありますが、活用するには注意が必要です。
サイトを運営する仲介業者への手数料などがかかり費用が高くなってしまうにもかかわらず見積もりの金額が抑えられている場合、工事の品質が低下する可能性があります。
建築時やリフォーム時はむろんのこと、屋根のチェックや修理を依頼する際にも、一括見積の金額には用心し、できれば避けるようにしましょう。

専門家への問い合わせで問題を解決できる


業者に騙されないため、パミール屋根かどうかが心配なときは専門家に確認しましょう。

一般社団法人 全日本屋根パミール診断士協会(JPC)は、屋根の状態を適正な調査方法で診断し、パミール屋根に特化した問題を解決しています。

パミールに関する現地調査やさまざまなアドバイスを行っているので、訪問業者からの指摘を受けたが対処法が分からないという場合は一度相談してみることをおすすめします。

ご相談等のお問い合わせはこちらまで。

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