パミール屋根の釘にも問題続出?!
メーカーが認めているパミールの釘問題
メーカーのニチハが認めているパミールの釘問題ですが、その内容としては販売時に無償で支給された付属の釘である「ラスパート釘」の一部に問題があったということでした。
それは、本来加工されるべきメッキ処理において不十分なものが混入しているという内容で、メッキ処理が不十分な釘を使用してしまった場合、経年に伴う腐食の進行が早くなる可能性があるという報告になっています。
問題が発覚した当初、人的被害はないとして対象商品であるパミールを販売した期間や配布期間などを明記し、安全処置が必要な場合に関しては無償で処置するということでした。
パミール釘の放置で予想できること
このように、パミールの釘に関して問題があったことをメーカーも認めていますが、放置しておくとどのような問題が起こるのでしょうか?
・充分な機能をしていない
このような問題をそのままにしておくと、釘頭が腐食や錆を引き起こし、きちんとした効果を果たせない状態となります。
そのため、屋根材が固定されていない状態となり、そのまま下に落ちてしまったり、部分的に抜け落ちたりすることがあります。
これによって落下してしまった場合、それが原因となって下を通る人や車などにも危害を及ぼすことがあるので、大変危険な状態と言えるでしょう。
・パミール屋根のずれ
実際に釘が止まっていない状態だと、劣化によってずれが生じてきます。
セメントと塗装の構造になっているため、雨などの水分が素材に吸収されやすく、乾燥すると硬化していきます。
これが繰り返されると分離や剥離の原因となりますが、ここできちんと素材が錆びることなく止まっていれば、屋根材がずれていくことはありません。
しかし止まっていなければ屋根のずれや剥離でボロボロのミルフィーユ状態になることは避けられないでしょう。
本来なら、メーカーで全てを確認をして欲しいところですが、あくまで釘に問題があった場合のみ無償です。
パミール屋根材に関しては有償となります。
経年劣化が原因であり、剥離などの問題は別の部分だというニチハの主張があるためです。
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